
理学療法士がみる正しい姿勢~産後のママ編~
2025年10月17日 10:43
理学療法士が見る“正しい姿勢”のポイント 〜産後ママ編〜
出産後、「姿勢が悪くなった気がする」「背中が丸くなった」「骨盤が歪んでいる気がする」
そんなお悩みを感じていませんか?
産後の身体は、妊娠・出産を経て大きく変化しています。
そのため、以前と同じ感覚で「姿勢を正そう」とすると、かえって負担になることも。
今回は、理学療法士の視点から「産後ママにとっての正しい姿勢のポイント」をお伝えします。
産後の姿勢が崩れやすい理由
妊娠中はお腹が大きくなることで重心が前に移動します。
それを支えるために、腰を反らせたり膝を曲げたりと、全身でバランスを取る姿勢になります。
出産後も、その姿勢のクセが残りやすく、
さらに授乳や抱っこ・おむつ替えなどで前かがみの姿勢が増えることで、
・骨盤の歪み
・肩こり、腰痛
・お腹の筋力低下
などの不調が起こりやすくなります。
また1番の原因としては妊娠・出産により骨盤底筋群など姿勢を保持してくれる姿勢保持筋が緩むことで正しい姿勢を保持できなくなる事があげられます。
理学療法士が見る“正しい姿勢”の3つのポイント
・骨盤の角度
骨盤が後ろに倒れると、背中が丸くなりやすく、肩こりや腰痛の原因になります。
椅子に座るときは「坐骨(お尻の下の骨)」で座るように意識してみましょう。
骨盤が立つと、背骨も自然とS字カーブを描きやすくなります。
ただ骨盤を起こしすぎると反り腰になりやすいので注意してください
・胸を開いて、肩の力を抜く
授乳や抱っこで胸をすぼめる姿勢が続くと巻き肩気味になり、呼吸が浅くなり疲れやすくなります。
軽く胸を開くようにし、肩の力を抜いてリラックスすることが大切です。
・ あごを軽く引く
スマホや赤ちゃんを見下ろす姿勢が続くと、首が前に出てしまい、肩こりの原因になります。
耳の穴と肩のラインが一直線になる位置を意識しましょう。
正しい姿勢を保つには「体幹リセット」が鍵
産後は、体幹(インナーマッスル)や骨盤まわりの筋肉が弱りやすく、
姿勢を支える力が低下しています。
この状態で「姿勢を正す」だけでは一時的で、すぐに戻ってしまうことも。
理学療法士の産後整体では、
・骨盤の位置を整える施術
・体幹を安定させるエクササイズ
・日常動作(授乳姿勢・抱っこの仕方)のアドバイス
などを通して、“姿勢を戻す”のではなく、“支えられる身体”に整えていきます。
姿勢が整うとこんな変化が
・腰や肩の痛みが減る
・疲れにくくなる
・お腹・ヒップラインが引き締まる
・呼吸が深くなり、気持ちも前向きに
「正しい姿勢」は、見た目だけでなく、心と体の回復にもつながる大切な土台です。
産後の姿勢は、「がんばって良い姿勢を作る」ものではありません。
理学療法士の産後整体で身体のバランスを整えながら、
**“自然にキレイな姿勢でいられる身体”**を取り戻していきましょう。
お身体の歪みや産後の不調が気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。
あなたの体に合わせた“本当にラクな姿勢”を一緒に見つけていきましょう。
**筋肉と関節のプロ理学療法士のリロット整体院**
最寄り駅:流山市初石駅徒歩1分
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